はしがき …1
第1章 賃金の2つの性格 …11
1 賃金とは何か―能力主義と成果主義 …12
(1) 哲学の違い …12
(2) 労働市場の違い …12
2 戦後の日本の歴史 …14
3 日本型賃金の過去100年と今日的課題 …15
4 21世紀の労使の課題(WLBとWS) …16
(1) WLB(ワークライフバランス) …17
(2) WS(ワークシェアリング) …17
第2章 賃金水準の決定基準 … 19
1 賃金の決定要因―生産性と生計費 …20
2 スタグフレーション下の賃金決定は譲歩均衡点となる …20
3 日本の賃金の特質 … 24
第3章 賃金のとらえ方 … 29
1 個別賃金と個人別賃金 … 30
(1) 個別賃金―賃金の原点 … 30
<1> 賃金表とは … 30
<2> ベアと定昇の区分が大切 … 32
(2) 個人別賃金―個別賃金表をベースとして決まる …33
(3) 個人別賃金が総合されて平均賃金 …35
(4) 雇用者所得―マクロとしての賃金 …36
(5) 賃金問題の4つの側面 …37
2 賃金の高さの検討 …39
(1) 個人別賃金や個別賃金による高さの検討 … 41
[1] 診断の3つの側面 …41
[2] モデル賃金の活用 …45
[3] 生計費資料の活用 …51
<1> 5つのレベル … 51
<2> 人事院の標準生計費の活用 …52
(2) 平均賃金(または総額賃金)による人件費の検討 …55
(3) 自社版「賃金白書」のすすめ …56
[1] 賃金の高さについて …57
[2] 賃金決定の仕組みについて …58
[3] 生産性との関連について …59
3 生計費と賃金 …60
(1) 賃金決定基準としての生計費―基準生計費 … 60
(2) 生計費と生活水準(生活内容) …61
[1] 階層別生活水準と生計費 …61
[2] 「基準生計費」の“生活水準” … 62
(3) 時代と共に変わる標準生計費(最低期待水準=ゆとりのある生活水準)の内容 …63
(4) 生計費のとらえ方 …64
[1] 生計費把握の方法 …64
[2] 基準生計費と算定方式 …65
(5) 生計費不在のいま―生活大国を何で測るのか …66
(6) 人事院の標準生計費―その活用と限界 … 66
[1] 人事院標準生計費の意義 … 67
[2] 人事院標準生計費の性格 … 67
[3] 人事院標準生計費の限界 … 68
[4] 人事院標準生計費の活用 …69
<1> 政策的活用のあり方 …69
<2> 自社賃金の診断 …71
4 賃金統計の活用 … 73
第4章 賃金体系 … 77
1 人材政策の心・技・体 …78
2 労使による改善スケジュール … 80
(1) 賃金体系の基本知識 … 80
[1] 個別賃金の決定基準 … 80
<1> 決定基準の明確化 … 81
<2> 賃金表の設定 … 82
<3> 人事諸制度を整備する … 83
<4> 社会・生活環境の整備 … 83
<5> 産業レベルでの賃金政策 … 84
<6> 付加的賃金の整備 … 85
[2] 賃金体系の種別 … 86
[3] 基本給の組み立てパターン … 88
[4] 年齢給の今日的機能 … 89
(2) 日本的人事と今日的賃金体系 … 91
[1] 人と企業の結びつき―3つのパターン … 91
[2] 日本的人事・賃金 ―社員の成長の側に視点を置く … 93
<1> 社員給(日本的人事・賃金システム)のメリットとデメリット … 93
<2> 加点主義人事への転換 … 94
<3> 日本的雇用慣行を活かすこれからの賃金体系 ―職能給 … 96
[3] 雇用形態の多様化への対応 … 96
[4] 賃金体系の組み立て … 97
<1> キャリア形成と世帯形成 … 97
<2> 昇格昇給と習熟昇給―職能給の仕組み … 99
<3> 生活給の上に職能給を乗せる … 100
<4> 勤続給の考え方 … 101
<5> 必要な2つの手当 … 101
(3) 基本給の構成 … 104
[1] 構成割合の2つの側面 … 104
[2] ピッチの割合が大切 … 105
[3] 鍵を握る労使の賃金ビジョン … 109
(4) 年齢給と職能給の設計 … 110
[1] 年齢給の考え方と設計 … 110
<1> 年齢給ピッチのとらえ方 … 110
<2> 基本給ピッチの3分の1が年齢給ピッチの標準目安―それを超えないように … 112
<3> ライフサイクルビジョンと年齢給のカーブ … 113
<4> マイナス定昇は労使の合意で … 115
<5> 年齢給の算定例 … 116
[2] 職能給の考え方と設計 … 116
<1> 昇格昇給と習熟昇給の割合がポイント … 116
<2> 設計上のポイント … 119
(5) 職能給導入の手順とポイント … 123
[1] 職能給導入の手順 … 123
[2] 導入時の留意点 … 129
<1> 移行時点での各人の「職能資格制度」 … 129
<2> 初号に満たない場合は初号賃金まで引き上げる―必要追加原資 … 129
<3> 上限を超えた場合の取り扱い … 130
<4> 移行後の留意点 … 131
(6) 諸手当の考え方 … 132
[1] 生活関連手当の考え方 …133
[2] 仕事関連手当の考え方 … 138
[3] 能力関連手当の考え方 … 139
第5章 臨時給与など … 141
1 臨時給与 … 142
(1) 臨時給与の性格 … 142
(2) 臨時給与のあり方 … 144
[1] 臨時給与の機能 … 145
[2] 臨時給与の設計 … 147
<1> 固定的生活一時金プラス変動的業績賞与 … 147
<2> 年間臨給協定 … 148
[3] 成果配分のシステム … 149
[4] 個人配分の考え方 … 151
2 フリンジ・ベネフィット … 154
第6章 ベア・定昇と賃金調整 … 157
1 生産性と賃金決定 … 158
(1) 賃上げの吸収要因 … 158
(2) 生産性基準原理 … 160
2 長期賃金政策 … 163
3 ベアと昇給と定昇 … 166
(1) ベアと昇給と定昇の違い … 166
(2) ベアは率,定昇は額 … 168
(3) 定昇がさき,ベアがあと … 170
(4) 賃上げと平均賃金(コスト) … 171
4 ベアと個別賃金政策 … 172
(1) ベアの配分 … 172
(2) 賃金カーブの変化 … 174
(3) ベアと賃金表改定 … 176
5 中途採用者の賃金 … 178
6 生涯ベースでの賃金 … 184
(1) 賃金カーブの修正と賃金体系論 … 184
(2) 個別賃金政策論 … 185
第7章 能力主義人事の進め方 … 189
1 日本的雇用慣行を活かす能力主義人事 … 191
(1) 日本的雇用慣行―社員成長処遇システム … 192
<1> 企業と人との結びつき ―いろいろのパターン … 192
<2> 日本は“社員基準”人事 … 194
(2) 日本的雇用慣行のメリットは活かし,デメリットは排除 … 195
<1> 日本的雇用慣行のメリットとデメリット … 195
<2> メリットは活かし,デメリットは排除する … 197
<3> 雇用形態の多様化も大切 … 197
2 職能資格制度を軸としたトータルシステム … 198
(1) 社員としての「成長期待像」が基準 … 198
<1> 等級基準 … 199
<2> 職務基準 … 200
<3> 職群基準 … 201
(2) 職務調査と目標面接が鍵 … 202
(3) 期待像を軸にした評価・育成 … 203
(4) 個別管理と多元管理が能力主義 … 204
3 職能資格制度の考え方 … 204
(1) 職能資格制度の意義 … 204
(2) 職能資格制度のフレーム―設定上のポイント … 205
<1> 等級の数をどうする … 205
<2> 対応職位は下限でセットする … 207
<3> 昇給年数の表示の仕方 … 208
(3) 導入上の留意点 … 209
<1> 職能資格制度の意義と理解を高めること … 209
<2> 移行時は現状を尊重し常識的に … 209
<3> 職務調査は導入後でもよい―しかし必ず実施すること … 210
(4) 「職種」と職能資格制度 … 211
<1> できるだけ全社共通の1本 … 211
<2> 職能要件や昇格基準は職種ごとに設定し,職種特性を活かす … 211
<3> 賃金表もできるだけ1枚としたい … 211
<4> 職種別に職能資格制度を分離し,別建てとすることもありえる … 211
<5> 職群判の導入はぜひとも必要 … 212
4 昇格(処遇)と昇進(人材活用)の分離 … 212
(1) 職能資格制度と「職務・職位」 … 212
<1> 資格と課業 … 213
<2> 資格と職位 … 213
(2) 「処遇」は安定的,「人材活用」は機動的 … 214
<1> 昇格(処遇)と昇進(配置) … 214
<2> 処遇と配置(人材活用)の分離 … 215
<3> 昇格と昇進の運用の違い … 216
第8章 実力主義・加点主義人事の進め方 … 219
1 「実力主義と加点主義」は能力主義と成果主義の接点 … 220
(1) 「実力主義」の進め方 … 220
(2) 「加点主義人事」の進め方 … 222
<1> 公募制度 … 223
<2> 自己申告制度 … 223
<3> アセスメント … 223
<4> 目標面接制度 … 224
<5> 複線型昇進制度 … 227
第9章 日本型成果主義と年俸制 … 229
1 ライフステージ別の賃金体系 … 230
2 基準賃金の組み替え … 230
3 職責・役割・業績評価 … 232
4 年俸制の導入 … 232
◆図索引 … 238
◆表索引 … 240 |