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第150話 介護施設の約9割が2交替制

投稿日:2014年03月12日

■ 約9割が2交替制で、7割以上は拘束16時間以上

日本医療労働組合連合会は27日、「2013年介護施設夜勤実態調査」結果を発表
しました。
発表によりますと介護施設における夜勤形態は92.8%が「2交替勤務」であり、医療施設の
13.2%を大きく上回ることが明らかになりました。
また、「2交替勤務」の73.0%は、拘束時間が16時間以上となっております。

「2交替夜勤」の職員配置は、例えば介護老人保健施設(回答施設の約半数)でみると、
施設利用者数が「40人以上50人未満」規模の場合で、夜勤配置は平均2.5人と
なっています。

 

■ 夜勤は、平均で4.1回

「2交替夜勤」で働く職員の月当たりの夜勤日数をみると、例えば
介護老人保健施設で平均4.1回、最多12回などとなっており、全体では「4回」を超える
職員が(「2交替夜勤」で働く職員計のうち)約3割(628人)にのぼっています。

また、夜勤体制などについて労使で協議・締結する「夜勤協定」の有無を尋ねると、
無回答を除く100施設のうち「あり」が67.0%、「なし」が33.0%となり、3分の1に
夜勤協定が「ない」実態が明らかになりました。また、夜勤協定が「ある」場合でも、
夜勤回数の協定内容が8日(2交替勤務の場合、4日)を超える施設が50.7%で、
夜勤回数の上限は5回以上が半数以上を占めています。

※調査は、介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能
施設、複合型施設、短期入所施設を対象に、昨年(2013年)6月時点の実績を尋ねた
もので、回答施設は112。同施設の職員総数3,336人(介護職員が72.8%、看護職員が
20.0%、事務などその他職員が7.2%)となっています。

以上

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