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第232話「フリ-ランス白書」

投稿日:2019年11月18日

フリ-ランス人口について、ある機関の調査では副業を含むフリ-ランス人口は 2018年で119万人。2015年との比較では22.6%増で労働力人口の約17%を占めるまでになった。

実際の働き方については、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリ-ラン ス協会がまとめた「フリ-ランス白書2019」によると、年齢は30代が40.3%と 最も多く、40代が33%で続いている。職種では、ライタ-系など「文章系」が 25.2%で最も多く、IT(情報技術)・エンジニア系が22.8%、ビジネス系17.0%、 コンサルタント・カウンセラ-系12.8%となっている。

月の平均時間が140時間以上200時間未満と正社員とほぼ変わらないフルタイムワ-カ-の年収は200万円~400万円未満が29%で最も多く、400万円~600万円 未満が21.6%で続いており、200万円未満も10.0%で決して高いとは言えない。 フリ-になった理由(複数回答)をみても「自分の裁量で仕事をするため」が59.4%、 「働く時間・場所を自由にするため」が56.0%と高く、「収入をふやすため」は 26.6%にとどまった。「収入」よりも「自由」を優先する人が多いことがわかる。 一方、フリ-を続けていくうえで障壁になっていることを尋ねると、「収入がなか なか安定しない」が60.9%でトップだった。また、「経理などの庶務・バックオフィ ス作業が煩雑」「社会的信用を得るのが難しい」という声も30%を超えた。

人手不足もあってフリ-人材を活用しよういう企業は増えている。しかし、企業側 の受け入れ体制や仕事の受発注の仕組みの整備など多くの課題も残っている。 以上

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