民間調査会社のパ-ソナル総合研究所がコロナ第3波に入った昨年11月に実施した
テレワ-ク実施率の調査結果によると、実施率は全国平均で24.7%となり昨年4月
の緊急事態宣言時より3.2ポイント下がった。同研究所によると「出勤者数の7割
削減はかなり高い目標だ」と指摘。
テレワ-クの実施は職種や会社規模による差が大きい。職種では、企画・マ-ケテ
ィングやコンサルタント64.6%、ウェブデザイナ-61.4%などで6割を超える一方、
現場作業員6.2%、ドライバ-2.5%などは低くなっている。
規模では、従業員1万人以上だと45%だが、100人未満では13.1%で3.4倍の開き
があった。
様々な職種を抱える企業の中には、社内の不公平感が高まることを恐れ、実施目標
を決められず現場の裁量に委ねているケ-スがあると指摘。
経営陣や業界団体が目標を明確化しトップダウンで進め、その上でテレワ-クが可
能な職種は完全実施し、テレワ-クが難しい職種でも業務を細分化して週に1、2回
は出社させないといった対応を取り、出社せざるを得ない人には手当を支払って不公
平感を解消することも有効だとしている。
以上