日経BP総合研究所の調査によると、JOB型賛成派の割合は39歳以下で76.3%と
高く、40歳代で64.6%、50歳代では46.8%と低下し、ベテランほど人事制度の
刷新に消極的な様子が浮き彫りになった。
ゼネラリストで長年やってきたのに専門性と言われても、という戸惑いが感じられる。
60代では、今の管理職の大半が職を失うとの回答があった。雇用のル-ルが変わると、
自身がお払い箱になってしまうのではないか、このように心配するベテランの本音が
にじむ。
若い頃は年功序列のル-ルに基づき耐えてきたのに、ベテランになってから実力主義
に変わったら、今後どうしていいのか。自身にとっての「制度改悪」に戸惑うケ-ス
も少なくないのではないだろうか。
企業は若手の期待に応えつつ、ベテラン勢の不安を払しょくする舵取りも求められる。
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