１．雇入時健康診断色検査の廃止
色検査について異常と判断される者でも、大半は支障なく業務を行うことが可能であると明らかになってきていること、業務に特別の支障がないにもかかわらず、採用を制限する事例もみられること等から、雇入時健康診断の検査項目としての色検査が廃止されました。
２．募集・採用に関しての年齢制限の緩和
高齢化社会や労働力流動化に対応するため、募集・採用に関し年齢にかかわりなく均等な機会を与えるために、年齢制限を緩和することになりました。
企業の事業活動の内容や就業規則に基づいて支払う賃金額との関係から一定年齢以下の労働者を対象とする場合など、年齢制限が認められる場合があります。 ※詳細は当事務所もしくはハローワークまでお問い合わせください。
３．緊急雇用特別奨励金
失業率が5％となったことにより、平成14年3月31日までの6ヵ月間、全国を対象に「緊急雇用特別奨励金」の支給が開始されました。
この奨励金は、事業主が45歳以上60歳未満の、非自発的離職者または公共職業安定所の紹介により雇入れた場合に、一人当たり30万円が支給されます。支給申請に関する事務は高年齢雇用開発協会が行います。