始業及び終業の時間は就業規則に規定が義務付けられています。就業規則に規程されているのは1日の仕事が始まる時間です。しかし、就業時間中においてはさまざまな始業時間が存在しています。
始業時間は参加者全員が力を合わせてスタートする時間、たった一人の不注意が大きなコストのムダ遣いとなります。
始業時間とはどんな時間?
- 一日の仕事が始まる時間
- 午後からの仕事が始まる時間
- 会議が始まる時間
- 訪問の約束の時間
- 上司からの指揮命令等より仕事を開始する時間
- 時間外労働に移行する時間
- 電話のベルが鳴り始めた時間 等
始業時間を遵守することはコスト削減の「大切な始めの一歩」
始業時間に仕事を始めることは・・・ムダを省いて仕事を行う最大の基本です。
お客様からの仕事にすぐ取りかからなくて、伸ばしていたために納期が遅れた場合等、お客様の信用も失うことになります。
●10人の会議にたった1人が5分遅れたら、
5分×10人=50分のコストのムダ遣いです。
●1日10本のタバコを吸う従業員のコスト計算をしてみると、
5分(1本に付き)×10本=50分/日のコスト負担です。
●1日50分×喫煙社員数×12ヶ月=1年でいくらになるでしょう。
●毎日、書類等、就業時間中に探しものをしている時間も賃金は支払われているのです。
整理、整頓、清掃、清潔、しつけ・・・ムダの削除の基本です