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第85話「06年の賃金センサス・初任給について」

投稿日:2007年03月01日

○殆どの学歴で男性・女性ともに上昇傾向
賃金構造基本統計調査(賃金センサス)の初任給調査は、毎年6月分の賃金について実施、11月21日に発表します。今回の集計は10人以上の民営事業所で新規学卒者を採用した約1万5000事業所が対象。
学歴別にみた初任給は対前年比ほとんどの学歴で増加しています。
企業規模別に男性、女性の学歴別初任給額をまとめたのが下表です。

「賃金センサスとは、賃金構造基本統計調査の事を指します。労働者の種類、職種、性別、年齢、学歴、勤続年数、経験年数等を明らかにし、賃金構造の実態を詳細に把握することを目的とする調査です。
尚、センサス(census)とは,特定の社会事象について,特定時点で一斉に行われる全数調査(官庁の行う大規模調査)のこと。」

○産業別にみた初任給について
男性では、大学卒で「サービス業」、高専・短大卒で「金融・保険業」、高校卒で「建設業」が最も高くなっています。
女性では、大学卒と高専・短大卒で「情報通信業」、高校卒で「建築業」が最も高くなっています。
逆に低い産業は、男性では、大学卒で「医療、福祉」、高専・短大卒で「飲食店、宿泊業」、高校卒で「教育、学習支援業」、女性では、大学卒、高専・短大卒、高校卒とも「金融・保険業」となっています。

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(2007.03.01)

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